本日は好きなものシリーズ(?)第三弾。好きな小説です。
小説というよりは、好きな作家ですかね。
普段読むのは基本的に故人の作家が多いのですが。
現代作家で唯一読んでいるのがよしもとばななですね。
彼女の作品はほぼ全作品読んでますし、持ってます。
自分がよしもとばななと出会ったのは忘れもしない、というよりは
もう八割がたは忘却のかなたにある中学二年のとき。
あれはある昼休みのこと。
図書室で友達とワイワイしていた(ダメじゃん)とき、
ふと目に付いたのがよしもと(当時は吉本)ばななの
『うたかた/サンクチュアリ』という本でした。
その題名が気になったのと、なにより
「ばなな!?なんだこいつは?」という心のツッコミに従いつつその最初のページをめくってみました。
そして「うたかた」の最初の一行にやられてしまったのでした。
それは次のように始まります。
嵐とは1回キスをしただけだ。自分の記憶を頼りに書いているので多少言い回しが違うかもしれませんが、
大体このような意味の文で始まります。
最初にとった本がこの『うたかた/サンクチュアリ』でなければ
自分は今これほどまでよしもとばななに酔狂していなかったと思います。
今考えるとあの出会いはまさに偶然的かつ運命的(どっちだ)
なものだったなぁ。と感慨にふけるばっかりです。
と、まあ、また長くなってしまったのでここらで退散しましょう。
ちなみにばなな作品の中で一番のお気に入りは『哀しい予感』です。
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