じゃばじゃば日記

完全自立ツッコミ型自己愛ブログ

シサク

2012/08/12(Sun)15:28

夏の夜の雨に打たれる

つめたくもあたたかくもない

雨が世界を湿らせる

遠くでは稲光

蒸すほどの

熱帯ではないが

汗が引くほどの

鋭さもない

かえるもセミの声も無く

ただ一匹の

夏虫の声だけが

湿った夜の中を

すり抜けていく

体言は用言を求め

用言は体言を必要としている

およそ人間の放出するエネルギーは

突き詰めればこの二つに集約される

孤独な主語という惑星は

述語の宇宙の中で

さまよい続けるのだ

一夜明けて

昼下がり

やさしくない日差しの中で

まどろむ

とろ火のような意識

五つ目の輪も閉じて

人間の爆発も終わる

人間の放った

用言は

いったい

どこへ

向かっていくのか

ただよっているのか

さまよっているのか

私には

漢字か

ひらがなか

カタカナか



選択する

余地だけが

残されて

いるようだった

No.820|ひとりごとComment(0)Trackback

Comment

Comment Thanks★

Name

Title

Mail

URL



Pass Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字