2012/05/09(Wed)08:34
昨日
開高健
の
全集
を
読み終わりました。
初めて
全集の
1巻
を
親父に
渡された
のが
確か
中学2年
の
時だったから
足かけ
13年
約1万ページ
に
およぶ
旅
だった。
本当は
もっともっと
早く
読むことも
できたのだが、
一気に
読んでしまうのが
なんとも
惜しい
気がして
途中
いくつもいくつも
寄り道
をして
少しずつ
彼の
闇の中を
歩き続けたのだ。
彼の
書く
文章は
彼の
言葉
を
借りれば
しこしこ
とした
歯ごたえが
楽しく、
それでいて
かみしめると
おツユ
タップリ
で
口にすればするほど
お腹が
減る
と
言った具合
だろうか。
58というのは
夭折
とすら
言える
若さ
だと
思う
が
彼の
人生の
足跡
を
見ると
それも
うなずけるような
気がする。
学校
戦争
空腹
貧困
空腹
闇市
空腹
シケモク
ドブロク
旋盤工
パン屋
セキルコンピ
トリス
タバコ
おでん
英語塾
女
かけおち
出産
パニック
アパッチ
ロビンソン
ベトナム
アラスカ
ブラジル
釣り
釣り
釣り
酒
タバコ
腰痛
水泳
そして
酒
である。
その他
諸々
である。
およそ
この世界の
人間の
灰汁と
脂と
出汁と
膿と
を
ごちゃごちゃ
に
ひっかきまわして
その
きらきら
した
透明な
上澄みと
沈殿
した
どろどろ
の
物体を
描くことに
長けた
作家は
他に
いないのだは
ないだろうか。
彼は
ついに
その
闇を
歩ききる
ことは
できなかった。
彼を
未完の
作家と
呼ぶことが
できるだろうか。
私にも
わからない。
彼の
生きざま
すべてが
彼の
作品
で
ある。
だが
それは
ノンフィクション
ではない。
まぎれもなく
フィクション
で
ある。
虚構
である。
現と妄想
の
翻訳
である。
私に
とって
は
今日が
彼の
命日
である。
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No.780|ひとりごと|Comment(0)|Trackback