2011/06/14(Tue)15:12
彼の
課題は
やはり
革命
という
ところ
に
あった。
国家の革命
人間の革命
存在の革命。
それは
自由
と
いうこと。
自由とは何か?
それは
つまり
完全な
民主主義的自由主義国家
とは
何か?
という
問題
でも
ある。
私たちが
生きていく
には
国家
という
檻
のなかで
生きていかざる
を
得ない。
しかし
檻の
外に
出たとして
私たち
は
自由に
なりえるだろうか。
その
答え
は
否である。
檻の
そとに
あるので、
自由
で
はなく
無秩序
だけであって、
残念
ながら
私たちは
檻の
中でしか
自由に
なりえない
という
ジレンマ
を
抱えている。
つまり、
私
たちが
自由に
なるためには、
檻そのもの
の
あり方、
ひいては
その中に
いる
人間存在
そのものの
在り方
を
変えなければ
ならない。
しかし、
檻の
在り方
を
変えるといっても
大きさを
かえたり
鉄格子
の
幅を
変えたり、
鍵や
中に
つなぐ
鎖
を
変えたり
という
そんな
生やさしい
こと
ではない。
檻が
檻であること
の
その
こと自体
を
変えなければ
ならない。
檻
が
檻として
あること。
檻としての
意味。
役割。
意義。
概念。
それら
すべてを
変えなければ
ならない。
それは
同時に
人間に
おける
認識様式
思考様式
そのもの
の
転換
を
必要
と
するわけである。
そして
それこそが
自由、
ひいては
人間
としての
自由意志
を
獲得
するための
革命
である。
自由意志。
思考。
精神。
私。
私が
私であること。
私が
在ること。
私
の
在り方
ではない
私に
なることでしか、
なりえない
私
に
なること。
不可能
と
矛盾
の
宇宙の
さらに
その
奥の
奥の
裏に
しか
なしえない。
革命。
彼は
頭蓋骨
の
中の
暗い
暗い
小さな
小さな
部屋の
中で
ずっと
ずっと
宇宙の
はてよりも
遠い
遠い
国を
いつも
夢想し、
妄想
していた。
そう。
これは
妄想
と
しか
呼べない
類の
ものであることは
間違いないが。
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No.662|ひとりごと|Comment(0)|Trackback