2009/09/08(Tue)21:17
名前
忘れた。
やっと
今日
ぽにょ
観ました。
いままで
ジブリ
は
必ず
公開
と
同時に
観にいっていた
のですが、
ぽにょ
だけは
観ようとは
思いつつも
映画館
に
足が
運びませんでした。
うーん。
やっぱり
できれば
映画館
で
観たかったかな。
ぽにょ
は
ジブリ
の
そして
宮崎駿
の
集大成
とも
言える
作品
だと
思う。
ナウシカ
ラピュタ
ととろ
宅急便
豚
もののけ
千尋
ハウル
諸作品
の
面影
が
意識的にか
無意識的にか
みごとに
ぽにょ
の
中に
落とされていた。
おそらく
ジブリ好き
の
人ほど
ぽにょ
に
関しては
「ものたりない」
「盛り上がりに欠ける」
などの
意見が
でるかも
知れない。
しかし、
それで
いいのだとおもう。
ぽにょは
派手な冒険や
込み入った設定は
必要ない。
なぜなら
ぽにょ
は
5歳
の
男の子
と
女の子
の
物語
なのだから。
これまでの
宮崎
アニメ
に
観られるような
壮大
な
クライマックス
は
必要ない。
ぽにょは
ある意味
絵本
や
童話
の
ような
作品
だと
思う。
男の子と
女の子が
出会い
男の子
が
女の子
の
手をとって
歩いていく。
ただそれだけの
作品
だと
思う。
そして
この
作品を
一言
で
いうならば、
余白
の
ある
作品
と
いうことが
できる。
ぽにょ
で
は
非常に
多くの
ことが
語られず
唐突に
物語
が
始まり、
そして
唐突に
物語
が
終わっている。
結局ぽにょとはなんだったのか。
なぜぽにょの父親は人間をやめたのか。
あれほど月が近づいたのはなぜか。
その他にも
様々な
ことが、
語られないまま
この物語は
幕を
閉じる。
実は
ぽにょ
の
父親
は
人類滅亡を
たくらんでたし、
(おそらく)ぽにょの影響で
月が
近づき
世界が
破滅しそうに
なったり
してたし。
でも
そんなせっぱつまった
状況を
物語中では
非常に
あっさりとしか
描いていない。
それは
なぜか。
そんなことは
5歳
の
そうすけ
と
ぽにょ
には
関係ないから。
だから
この物語に
とって、
今までの
作品では
メイン
となっていたような、
「人間の汚染に終止符を打つために人類滅亡をたくらむ父親」
とか、
「ぽにょの魔法のせいで月が近づいて世界破滅!?」
といったような
ストーリー
は
まったく
脇のほうに
おかれてしまっている。
おそらく
今までの
宮崎作品
だったら、
そこのあたりを
メイン
に
もってきていただろうし、
最後の
リサと
ぽにょママ
との
会話
も
物語の
クライマックス
として
丁寧に
描かれていたと
思う。
しかし
今回は
それを
しなかった。
それは
なぜか。
なぜなら、
これは
5歳
の
そうすけ
と
ぽにょ
の
物語
だからだ。
二人には
人類滅亡
も
世界破滅
も
関係ない。
二人が
手を取り合って
いれば
それで
十分なのだ。
やっぱり
宮崎駿
は
すごい
と
思う。
最晩年に
来て(だからこそともいえるが)
こういう
物語
の
作り方
が
できると
いうのは。
驚嘆に
値する。
作画
の
クオリティ
に
ついては
蛇足
以外の
なにものでも
ないので
言葉は
費やさない。
やさしく
そして
うつくしい。
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No.565|ひとりごと|Comment(0)|Trackback